2003年1月 子宮ガンの告知を受けました。その後、手術・抗ガン剤・放射線の治療を終え、今は元気に暮らしています。しっぽな 


by hijiki222
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

小細胞ガン

キャシー中島さんの長女ななみさんが肺ガンで亡くなりましたね。。。

ブログにも書いてあるそうですが
小細胞がんは進行が非常に速く、悪性度の高いがんです。

私がガンで入院中、同じステージだった〝りッちゃん〟も
子宮頸がんの小細胞ガンだった。
同じステージであっても、私はこうして元気に毎日を過ごしている。。

隣のベットに入ってきた〝りっちゃん〟まだ23歳。一番若い。
何度か抗がん剤を受けているらしく
帽子をかぶっていた。

手術を受けて、まだ思うように動けない私の話し相手になってくれた。
抗がん剤が終わると退院。

一ヵ月後また同じ部屋になる。
そのとき、まだ若い彼女に3歳の娘まりんちゃんがいることを知った。
2ヶ月ほど同部屋にいたけど、まりんちゃんを見たのは一度きり。
病原菌がうようよしてる病院へは来させたくないようだった。
〝りっちゃん〟も、あまり まりんちゃんの話はしなかった。

〝りっちゃん〟は明るく面白い子でD.rも友達にしちゃうくらい。

「今日、眼科の検査に行って眼帯パクってきた!」

そんなこと看護師に平気で言っちゃうんだから。

〝りっちゃん〟〝みちよちゃん〟〝さとーくん〟(女の子だよ、30歳)
4人で院内のコンビニに行ったり、食堂に行ったり
喫煙所で話し込んだり・・・・

そんなある日、そろそろ厄介払いが来たようだよ・・・と、ヒロコさんが言い出した。
それはもう治療をしても治る見込みがない人が
順番で呼ばれていく。

ここは大学病院。そう長くは入院していられないのだ。
実際、私だってベッドの空きが出るまでそうとう待ったのだから・・・。

〝〝りっちゃん〟〟は明るかった。

「じゃーね!お父さんには良いように言っといてね~」

それは聞かなくても、どんなコトを言われてきたのか
病室のみんなには分かった。
私ともう一人以外の4人は同じことを言われてきた・・・。

6月1日。私の退院はガンに勝った、嬉しいものではあった。
その後、毎日放射線に通うたびに
誰かがたまたま入院しているんじゃないかと病棟に顔を出した。

りっちゃんとみちよちゃんは同市内。
私は隣の市。
たまたま外来で会うと私の車に乗って一緒に帰ってきた。
みちよちゃんとは診察日まで合わせちゃって、一緒に行ったことあったな。。。

放射線治療も終わり、8月の診察日。

さと~くんからりっちゃんの容態がよくないことを聞く。

3号室の壁側のカーテンをそっと開けると
りっちゃんは布団も掛けずに横になっていた。
顔もパジャマから出ている手足も真っ白だった。
起さないように、そっと足に触れてみた。
8月。古い病院のクーラーはききが弱く
薄っすら汗ばむほど暑いのに
りっちゃんの白い足はとても冷たかった・・・。

「あ、しっぽなさん・・・・」

起しちゃったね。ごめんね。

意識は朦朧としているようだった。

「また来るからね」

「・・・・うん。。。。わかった。。。。」

サイドテーブルに手土産をそっと置いてきた。
それを自ら開けることは出来ないだろうと・・・
まだ若い彼女が可哀想で仕方なかった。

りっちゃんはこの闘病中、お父さんをガンでな亡くした。
入退院を繰り返す度に付き添ってきたお父さん。
お父さんが大好きだと良く言っていた。
自分の体もキツかただろうに・・お父さんを見送った彼女の心境を
思うとやりきれない思いだった。

それから3日だったっけ・・・・
りっちゃんの訃報が届いたのは・・・。

小さな娘を残して、大好きなお父さんのところへ
飛んでいってしまった〝りっちゃん〟


葬儀が終わってから、みちよちゃんと
お焼香に行った。
祭壇には3ヶ月前に旅立ったお父さんとりっちゃんの遺影。
お二人を見送ったお母さんはどんなに無念だったか・・・。

まりんちゃんはお客さんが来た!と、ばかりに元気にはしゃいでいた。
りっちゃんの生き写しのようにソックリな顔。
明るい性格も似ているようだった。

その年のクリスマス。まりんちゃんにプレゼントを持っていった。
満面の笑顔で
「ありがと~」


それから1年程経った頃。
行きつけの美容院で入院していたことを話していると・・・

「娘と一緒の保育園に行ってる子も昨年お母さんをガン出なくしてね・・・
でも、まりんちゃん元気な子でね~」

@@;。まさか、まさか!!

そう、そのまさかであったのだ。
こんな偶然ってあるの?!

それからも美容院へ行くたびに、まりんちゃんの話を聞かせてくれる。
小学校へ入り、ますますお転婆になってきたとか。


小細胞ガン。本当に怖い。
小さな娘を残して若くして逝ってしまった、りっちゃん・・・。
あの無邪気な笑顔を忘れないよ・・・。

小細胞ガン。みちよちゃんも同じだった。
さと~くんは私と同じ扁平上皮ガン だった。
ヒロコさんは卵巣ガンだった。

みんなもう会えなくなっちゃったね・・・。
[PR]
by hijiki222 | 2009-07-09 13:28